EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 

完成予想模型

完成予想模型  いよいよ工事が始まります。


利根川に面した絶景の地。目の前で花火大会が開催される場所でもあります。ゆったりとした敷地に合わせてモダンな和風建築がイメージされています。

和風建築 和風建築の美しさは深い軒の出と繊細な線を感じさせる建物であること。最近の建物は外観軽視が多いので嘆かわしい限り。日本建築には景観性能は絶対条件です。

地鎮祭

地鎮祭 敷地はご覧の通りの広さ。手前側には前橋を流れる利根川です。


敷地は東西に長く理想的な敷地条件ですが西側が玄関、つまり正面となります。普段西側や北側は見えない側として余り気を使わなくてもすむのですがファサードが他方向にある建物はとても計画が難しいのです。

ファサード 建物の正面のことをファサードといいます。道路に沿った店舗の店構えのことでもあります。建物は必ず「正面」という面があります。ここだけは建物の顔ですから最も個性的な性格を表現したいところ。それがこれ見よがしではなく、内部まで連想させるような表現となった時に本当に美しい建物といえます。

基礎工事の配筋中

土間配筋 建物基礎工事。余りに大きな建物なのでご覧の通り。


建物で最も重要な基礎工事。この住まいは長期優良住宅として造っています。一般建築以上に頑強な仕様となっていますが和風建築ゆえにその繊細さとどう整合性を持たせるかがデザイン上の課題でした。

長期優良住宅 最近のハウスメーカーは一様に長期優良住宅を謳います。よくある既成住宅としての総二階建てのような単純な建物ですと計算も仕様も簡単なのですが…。このように複雑なオリジナルデザインの建物では仕様に適合させるのが極めて大変。全ての部位の構造計算が必要になってくるのです。それだけにその頑強さが見え隠れする様を和風建築の魅力に昇華させてこそ設計者の手腕、ということでしょうか。

上棟式

上棟式  建物の骨組みが完成


文字通りめでたい日に相応しい晴天での建前(たてまえ)。柱や梁が組み立てられ、屋根の下地工事まで終了した時点で工事関係者の安全祈願と労をねぎらっての式典です。

建前(たてまえ) 上棟式は建前、あるいは棟上(むねあげ)ともいいます。一般的には関係する職人たちが大工の棟梁の指揮の下に人海戦術で組み立てて行きます。それでも最近は大型クレーン車で材料を運ぶので昔ほどの人数は必要なくなりました。最近富に多い「プレカット工法」ですと木槌の音もまばらにしか聞かれませんが、このように本格的な工法ですと威勢のいい槌音が近所中に鳴り響きます。

二階ベランダ付近の外壁工事

外壁仕上げ/造作工事  上棟式が終わると工事はいよいよ本格的に。


外壁面にサッシが付き、外壁工事の下ごしらえが始まります。内部では建具枠や床張り、天井下地工事、電気配線工事などが同時進行して行きます。

太陽光発電 屋根工事は金属屋根としています。ソーラーパネルが取り付けしやすく、かつ目立たない施工とできるよう配慮しての仕様です。この工法ですと屋根に穴を開けることなくパネルが取り付けられるので雨漏りの心配もありません。太陽光発電装置の取り付けは省エネや環境配慮という意味での機能性第一の風潮ではありますが。こうしたデザイン性との整合性をどう意識して造るかで建築的なデザイン性能が決まることも忘れてはなりません。