EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 
88f082d982e8815e2011.jpg サツマイモ掘り/11月 p1060245.jpg 贈り物づくり/7月 p1040919.jpg かぼちゃのサラダを作る/9月 89c482cc8efb8an815e2011.jpg 夏の収穫/8月 p1080240.jpg スイカができた/8月 portrait3.jpg 初秋の赤城高原農場/9月 p1030659.jpg 白菜を干す/12月 p1030395.jpg 干し野菜づくり/9月 p1030575.jpg 収穫祭パーティ/9月 f10000831.jpg ゴーヤ畑/7月 83w838383k83c838282cc8eed82c382ad82e8815e2011.3.jpg じゃがいもの種づくり/3月 cimg6930.jpg ヤーコン茶作り/葉を干す/9月 82e882f182b2815e8dg8bca.jpg 林檎の収穫/10月 p1060443.jpg 「ぬかみそ漬け」を仕込む/8月 p1010783.jpg 赤カブの収穫/8月 cimg8265.jpg 冬の農場/2月 938290h8eq815e2011.jpg 唐辛子の実/11月 938d815e2011.7.jpg 桃の果実/7月 947e82c682a082f182b8815e2011.6.jpg 梅と杏の収穫/6月 919082f090h82de83p83b83608cn.jpg 初秋の赤城高原農場/10月 p1050190.jpg 夏野菜を植え込む/5月 img_2011.jpg 梨の花/5月 cimg5401.jpg ジャガイモ掘り/6月 p1060358.jpg ブラックベリー/ラズベリーの収穫/6月


農場より榛名山を望む

■少しだけ手をさしのべる
赤城高原農場はアトリエの南に隣接する約1,900㎡ほどの平らな畑地。2/3ほどの土地には12種類48品目の果樹たちが育っています。残りのエリアには山独活 (ヤマウド)、イチゴ、ラズベリー、キュウイ、アスパラ、山椒 (サンショ)などがそれぞれに数㎡ずつゾーンをなして並んでいます。春と秋には季節の野菜たちが仲間入りします。
私たちの役目は雑草や害虫を駆除し、病気から若い芽を護り、栄養分を補うべく適度に肥料を与えること。果樹や野菜たちが元気に成長できるように、ほんの少しだけ手を差しのべること、が“仕事”です。

そうした意味で畑仕事は〈まちづくり〉に似ています。アドバイザーとしての自分がまちの人たちを強い口調でリードしていくのではなくて、様々な状況で生活している人たちの考え方や意見を丁寧に優しく聞き取り、誰もがひとつの方向に向かって柔軟に歩んでいけるように、少しずつ着実に“ほんの少しだけ手を差しのべ”続ける。まちづくりはそうした地道な作業を持続し続けてこそ成果と呼べる動きが導かれるからです。

果樹や野菜たちも同様に、外敵に負けて駄目になりそうなものたちに元気になれる条件を如何に施すことが出来るかが勝負です。ですから気は抜けません。日々の目配りが大切です。地道に丁寧に優しく関わる。自分が注いだ思いの分だけ植物たちは応えてくれます。もちろん過度な期待は出来ません。手に負えない脅威の前には人の力など儚いものです…。でも、そんな自然との関わり方が私たちにとっての〈農業〉です。私たちが思い描いた姿で成長してくれることを願って自然と誠実に、真剣に付き合う。私たち自身が自然界に馴れ親しんで行くことで共に生きることの接点を探り続けたいのです。

ヤーコンの収穫

ジャガイモの収穫


大根を干す


■自然と優しく、誠実に、力強くつきあう
小さなアブラムシが常に恐ろしい病気を運んできます。取っても取ってもはびこる雑草は野菜たちの栄養分を盗んで我が物顔です。雑草や害虫との戦い。野菜や果樹を彼らから護りきれるか、毎日が常に勝負です。

畑は毎年美味しい果実や野菜を授けてくれますが、反面、いつでも驚異と体当たりで勝負し続けなければならない“自然との闘いの場”とも言えます。こちらが手を緩めればいつでも逆襲が始まります。自然との均衡を保つ力は自ら注ぐエネルギーの量で決まるのです。

花の季節

ヤーコン茶を作る

夏野菜たち

ラズベリージャム

芋がら干し

夏野菜を植え込む