EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 

完成予想図/CG画

完成予想図  いよいよ工事が始まります。


赤ちゃんが出来たばかり、和風が好きという若い夫妻の家。趣味のバイクを保管するスペースや楽器演奏室など、多彩な趣味を生かせる機能的な和風です。

楽器演奏室 ご主人も奥様も大の音楽好き。大学時代にそれがご縁で結ばれたとか。キーボードやギターなど存分に演奏できる完全防音室が計画されています。

地鎮祭

地鎮祭 相応しい晴天。しめやかに地鎮祭が行われました。


地盤改良が行われ、しっかりとした敷地造成が行われました。小学校が目の前という好立地です。

地盤改良 地盤調査の結果所定の地耐力が得られない土地の場合には地盤改良と称して杭打ちなどが行われます。最近多い地震による地盤沈下などが起きて建物に被害が出るのを防ぐためには必要な工事です。近年法制化され地盤調査は必須となりました。地盤改良率も全国で65%に上るというデータも出ています。


土間スラブの配筋中

土間配筋 建物基礎工事で「べた基礎」の配筋中です


建物で最も重要な基礎工事。基礎工事には布基礎とべた基礎とがありますが地盤の状態を考慮しての「べた基礎」が圧倒的に多くなりました。

べた基礎 地盤に対して均等な力が配分されるため多少の地盤沈下や地震の揺れがあったとしても基礎自体にひび割れや部分的な沈下などが起きにくいとされる基礎工事。地面に接する部分全体に厚み約15cmのコンクリートの床版を作る工事です。


上棟式

上棟式  建物の骨組みが完成した時点で行われます


柱や梁が組み立てられ、屋根の下地工事まで終了すると工事関係者の安全祈願と労をねぎらっての式典が催されます。工事が本格的になるにあたって一致協力して良い建物造りを誓い合う場でもあります。

木遣り 上棟式には「木遣り(きやり)」がつきもの。鳶職人の親方が自慢の喉を披露してくれます。心が洗われるようで心地良い祝いの唄ですが、プレハブ建築に関わる職人さんではお目にかかれず、本格的な木造ならではの風物詩になりつつあるとも聞いていますが…。


上棟式

外壁仕上げ/造作工事  上棟式が終わると工事はいよいよ本格的に。


外壁面にサッシが付き、外壁工事の下ごしらえが始まります。内部では建具枠や床張り、天井下地工事、電気配線工事などが同時進行して行きます。

外壁左官仕上 外壁工事は圧倒的に「サイディング張り」が多くなりました。もちろん安価で施工も早いのでローコスト住宅には向いています。ただし相当に製品を選ばないと文字通り安普請に見えてしまうので要注意。こちらの建物は和風に相応しい塗り壁左官仕様。十分に乾燥させ、ひび割れが出にくくなった時点で仕上げます。落ち着いた風格はサイディングでは表現できない魅力です。


完成したインテリア/和室

竣工/造作工事の終了  工事はようやく終了。部屋の個性が加わりモダンな住まいが出来上がりました。


様々な仕上げ材の色や材種を検討して室内のイメージを具体化していきます。今回の場合は明るくすっきりとしたモダンなイメージが建築主ご夫妻のご希望でした。

仕上げ材の検討 内外装材料には様々な部分がありますが一番のポイントはやはり床の素材選びです。床の素材と色の質感に合わせて建具枠等造作材料の質感と色とが決まります。造作材に合わせて壁の質感や色がきまり、さらには壁との関わりで天井の質感や色が決まります。インテリアを構成するそれぞれのエレメントは互いに関係し合いますので同時にそれぞれの関係を考えながら提案することになります。「仕上げの色決め」はそうした意味で設計者にとっては一番時間のかかる作業であり、家のイメージを決める最も重要な時間でもあります。