EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 

※このコーナーでは各地の美術館、美術ギャラリー等が開催する展覧会をMOVEが自主的に選択し、各館の企画趣旨に沿った内容でご紹介しています。

佐藤公平展 Ⅶ 10.9(土)-10.17(日)

赤城高原ギャラリーMOVE-第27回企画展

「黒陶」で知られる陶芸家・佐藤公平さんの久々の新作展です。視覚の詐術と洒落の形象化を一貫したテーマとして作品づくりを続ける佐藤さんは、日本陶芸展最優秀賞をはじめ数々の受賞歴を持つ日本を代表する現代陶芸家。「炎シリーズ」、「伝説シリーズ」など話題作が多い中で、今回はなんと「静物画」という絵画を題材に一段とユニークな作品を発表して下さいました。そもそも立体を平面にしたものが絵画。その絵画をまた立体に戻す作業に挑戦したものが今回の作品「静物画」たち。立体と平面とを巡る創作のパラドクスを楽しむ作家ならではの遊び心。Still Lifeと名づけられた作品の数々を是非ご堪能下さい。

「静物画」-Still Life/佐藤公平

はかなさの絵画といわれてきた静物画の魅力、私にとってはやはり静寂感だろうか、永遠に続く止まった時間を見ているような音の無い世界、そして描かれたもの達が秘かに語り出す意味ありげな物語。そんな静物画を見ているうちにいたずら心で私も真似をして黒陶で静物画を描いてみたくなった。静物を写生するのではなくあえて静物画のイメージを立体にしてみようと思ったのが今回のシリーズ「Still Life」です。三次元の静物を写生して描かれた二次元の静物画をわざわざ静物画として三次元に作り直す、「パラドクス」 これもまた私が好きなテーマのひとつです。

MOVEで久々の企画展/開館18周年

赤城高原ギャラリーMOVEは創立以来18年を迎えました。意欲的な新進の現代美術家たちの作品紹介の場として機能してきましたが主宰者の怠慢?で最近はその企画展も滞りがち…。MOVEをとりまく周囲の環境は赤城高原農場の併設により、さらに心地良く変化してきていますが、変わらない静けさと爽やかなこの季節の風は変わらぬ自慢の環境。赤城高原は赤とんぼが舞う秋の気配で一杯です。美味しい珈琲をいかがですか。お気軽にお出かけ下さい。

環境との関わりをカタチにする エムロード環境造形研究所が建築雑誌で特集されました。2005年から現在までの作品が広く紹介されています。ご来場の際には作品集も合わせてご覧ください。 


●ご来場頂きありがとうございました。 展覧会は無事に終了いたしました。沢山の方のご来場ありがとうございました。





建築家 白井晟一 精神と空間」展

「建築家 白井晟一 精神と空間」展
9月11日(土)~11月3日(水)


白井晟一(1905-1983)は、銅造りの家柄である白井伸銅の当主白井七蔵の長男として京都に生まれました。京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)卒業後、哲学を学ぶためドイツに留学します。その後、木造住宅建築や浅草の善照寺、佐世保の親和銀行と行った、機能主義、合理主義を軸に展開した戦後日本のモダニズムの潮流とスタンスを置いた建築作品を発表していきます。本展では、白井晟一の建築作品に関連する写真やドローイング、模型、そして素晴らしく美しい図面とともに、書、装丁、エッセイなどを通して、これまで孤高と言われてきた白井晟一の全貌を紹介していきます。
 
会  場 群馬県立近代美術館展示室1
会  期 9月11日(土)~11月3日(水・祝)
月曜日休館(祝日の場合はその翌日)
開館時間 午前9時30分~午後5時
観覧料 一般800(640)円 大学・高校生 400(320)円
主  催 群馬県立近代美術館
協  力 白井晟一研究所
内  容 住、塔、失われた空間、原爆堂、まぼろしの建築、共、祈、親和銀行、書などにわけ、図面、写真、建築模型、デッサン、装釘、書、および同時代作家による白井晟一を題材とした美術作品など約250点を展示
関連事業 白井晟一シンポジウム 10月9日(土)14:00-16:30
パネラー:布野修司(滋賀県立大学)、松山巌(評論家)、宇野求(東京理科大学)、
松隈洋(京都工芸繊維大学)、中谷礼仁(早稲田大学)
会場:群馬県立近代美術館講堂   ※申込不要・定員200名・無料
 
学芸員による解説会    9月15日(水)、10月2日(土) 14:00-
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