

概要
閑静な山村風景の残る渋川市郊外に立つ民家型住宅。旧家を壊した直後での設計依頼だったために、残してあった古材の利用方法には限界があったが、<風景の一部としての民家>という民家本来の個性を現代住宅の中に生かすことで、かつての住まいが蘇ったような印象を醸す建築となっている。また、床面積45坪の中に、若い世代の住まいと老人を含む親世帯の住まいとを同居させ、完全に独立した二世帯住居を実現している。超コンパクトなプランニングによって最小限住居であると共に、超ローコスト住宅としての経済性をも個性として併せ持つ建築となっている。

居間/茶の間