EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 

食事処


概要
名湯・伊香保温泉。石段街を上り詰めたところに位置する老舗旅館が食事処をリニューアルした。もともと和の趣で人気を馳せていた旅館だが、骨太で重厚なスツールを揃えることになって、室内の趣を京風の繊細なイメージから大正浪漫を彷彿とさせるやや民家調の和の雰囲気に変えることにした。ちぐはぐだった床や窓、壁の設え、中途半端だったディテールを全て統一することを設計のポイントとした。限られた予算の中では良質な素材ばかりを使うことは叶わず、安価なビニールクロスに頼らざるを得ない仕事だったが、家具の本物感に呼応する空間が出来上がった。料理長はこのイメージに合った出し方を研究しつつ、客の嗜好を満足させるべく“鉄人料理”の提供が始まっている。
(※問い合わせ先/景風流の宿「かのうや」/叶屋旅館/0279-72-2662)



厨房側/奥席

入り口/板壁の表情

エントランス席

個テーブル席

洗面所/アプローチ

個テーブル/アプローチ