EMERAUDE ARCHITECTURAL LABORATORY CO,LTD. 
 

既存樹木を活かした園庭と園舎


概要
地産地消の思いが構造計画にもおよび、地元の木材を地元の職人たちが加工し組み立てることを可能にした新しい木造園舎です。小さな断面材を組み合わせて構成された梁が大空間を支えています。全ての部屋が梁材を介して横一列に一体化され、ダイナミックに連続した梁の重なりが個性的で楽しい室内空間を演出しています。通路を兼ねたテラスは、園庭を隔てる木製サッシを全開することで屋外テラスへと変化します。山村の小さな園舎ですが、様々な建築的な仕掛けを駆使することでフレキシブルな空間を自在に実現出来る現代建築となっています。

構造体の木組みが活かされた保育室

全開出来る木製建具とテラス


景観要素となった園舎の佇まい


DATUM
所在地/群馬県多野郡神流町
構 造/木造平屋建て
構造設計/稲山正弘(㈱ホルツストラ)
延床面積/786.8㎡

保育室と木組み

遊戯室と木組み

園舎の佇まいと子供たち

優しい光が降り注ぐ保育室

保育室から園庭を見る

保育室を結ぶWCエリア